コロナウイルス感染症の罹患者数が多かった時期、外出の規制が求められたことから、校外に出る遠足を控える学校がほとんどでした 。そんな中、東京都のある小学校では、遠足で出向いた先で楽しんでいたレクリエーションを、校内で行うという形でコロナ禍でもその活動を継続しました。
その活動は、異年齢活動・縦割り班活動の一環として実施されました。通常の異年齢活動・縦割り班活動に期待される、下級生が上級生から学んだり、上級生は下級生への思いやりや優しさを育んだり、下級生は上級生に対する感謝や尊敬の気持ちを育む機会となることが期待されます。さらに、6 年生は最高学年としての自覚をもち、活動の中で自己有用感を高めることも期待されます。
対象学年:小学校
活動カテゴリー:児童会活動(異年齢活動・縦割り班活動)
時間:年1 回 2 時間程度
ねらい
上級生と下級生が集団で活動する楽しさを味わう。
上級生は安全な集団行動が意識できるようになる。
用意した教材・必要な機材
校内オリエンテーリング実施案(日本語、英語、アラビア語、インドネシア語)
実施順序
上述の「校内オリエンテーリング実施案」の「 4 当日の流れ」および「 7 当日までの流れ」参照
国旗クイズ
ボール運び
連想ゲーム
参考資料
■本サイト中の「縦割り活動(異年齢活動)」の例(日本語、英語)
■平成13 〜 15 年度文部科学省委嘱研究
「児童生徒の社会性を育むための生徒指導プログラムの開発」
「社会性の基礎」を育む「交流活動」・「体験活動」-「人とかかわる喜び」をもつ児童生徒に-
(日本語のみ)
■文部科学省国立教育政策研究所
子どもの社会性が育つ「異年齢の交流活動」活動実施の考え方から教師用活動案まで
(日本語のみ)
関連記事
前へ
ありがとうカード・がんばったねカード
次へ
【日本・埼玉県】友達と協力し自主性を育む林間学校