【日本・埼玉県】友達と協力し自主性を育む林間学校

友達と協力した山登り

キャンプファイヤーでのレクリエーション

日本の小学校には、宿泊を伴う自然体験活動の時間があります。この事例では、自然体験活動内の、林間学校について紹介します。児童が、友達と協力して活動したり、自分のめあての達成に向けて自主的に取り組んだり、学年や学級の友達との仲を深めたりする様子が見られます。


   対象学年:

   活動カテゴリー:   

   時間:

小学校5年生

  1. 学級活動(45分)*事前の活動

  2. 林間学校(1泊2日)*自然体験活動

  3. 学級活動(45分)*事後の活動


ねらい

  • 野外での活動を通して、自然に親しむ心を育てる。
  • 共同生活、集団行動を通して、社会性、道徳性を養う。
  • 友達と協力しながら活動することにより、友達の新しい一面を発見するとともに、友情を深める。


用意した教材・必要な教材

  • ワークシート:林間学校振り返りカード(*事前の活動と、事後の活動で主に使う)

実施順序

①事前の活動(林間学校の準備)

林間学校に向けて準備した。その際に、児童全員が活躍・前向きに取り組めるように、次の工夫をした。
(1)班ごと話し合い、班のメンバー全員の役割(係)を決めた。その際に、各児童のよさや適性を考慮した。
(2)各児童は、役割(係)を実施する際の、個人のめあてを決めた。

<児童の役割(係)とめあての例>
・班長係:5分前行動を意識して行動する。
・食事係:食事の準備を誰よりも進んで行う。
・整美係:部屋の中では整理整頓を心がけて過ごすようにする。

②林間学校(登山)

林間学校では、多様な活動を実施した。
一つ目の活動は、登山。児童は、班の友達と声をかけ合い、励まし合いながら登山をした。

③林間学校(清掃)

二つ目の活動は、清掃。自分たちが使用した部屋は、自分たちで整理したり、片づけたりした。

④林間学校(食事の準備や後片付け)

三つ目の活動は、食事の準備や後片付け。食事係の児童を中心に、自分たちでご飯やみそ汁の配膳や片付けを行った。


⑤林間学校(キャンプファイヤー)

四つ目の活動は、キャンプファイヤー。キャンプファイヤーでは、実行委員が事前に計画したレクリエーションを行い楽しい時間を過ごした。

⑥事後の活動(活動の振り返り)

林間学校の実施後に活動の振り返りをした。児童は、”①事前の活動”で決めた個人の目標や、”林間学校振り返りカード”の内容に沿い、自己評価を行った。児童が、振り返りの内容を、次の行事や今後の学校生活につなげられるように、次の工夫をした。
(1)カード内に「この行事でどんな力を身につけたか」「今回身につけた力を今後どのように生かすか」という項目を設けた。
(2)カードを児童ごとに、ファイリングし、児童が自己の成長をいつでもふり返ることができるようにした。

⑦事後の活動(集会)

その後、「林間学校楽しかったね集会」を実施した。林間学校を通して見つけた”友達の頑張っていたところ”や”よいところ”を「頑張り賞カード」に書いて交換した。”互いの頑張り”や”よいところ”を伝え合う活動を通して、児童は、自尊感情を高め、友達との結びつきを強めた。

<執筆者から(実施のポイントなど)>

  • 事前に林間学校の目的や意義を、児童が理解することが大切です。
  • 日常の学校生活では体験できない活動を豊富に取り入れることも大切です。
  • 宿泊を伴うので、児童の健康面には十分に気を付けるとともに、保護者との連携も密に行うことが大切です。 

参考資料

用語の解説

◎自然体験活動:「学校内外における自然体験活動を促進し,生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養う」ための活動です。自然体験活動には、林間学校や臨海学校などがあります。
◎林間学校:主として夏期に気候のよい山や高原で開かれる活動。
◎臨海学校:主として夏期に臨海地で開かれる集団での活動。

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