おとうばん活動による幼児の健康な生活確立

エジプト日本学校(Egyptian Japanese School: EJS)の幼稚園で導入されている日本式幼児教育活動の中には、「清掃」「朝の会」「帰りの会」「おとうばん」活動等がありますが、それぞれの幼稚園では、日本の幼稚園を参考に、幼児が多数の同年代の友だちと関わり、気持ちを伝え合い、時には協力して活動に取り組む等の多様な体験を促すようにしています。

おとうばん活動では、教師は全ての幼児が活動を体験できるようにあらかじめ順番を決めて、幼児にも分かり易いように絵や図で示したり、意欲を持って活動に取り組めるようなおとうばんのマークを作成して、幼児が身に付けています。おとうばんは、その日のリーダーの役割も担うことから、率先して清掃などの衛生活動にも取り組みます。

幼児は、このような体験をすることで、友だちの良さに気付き、一緒に活動する楽しさを味わいながら、自分の身の回りを清潔にして、衛生活動の必要性に気付くことができます。EJSの幼稚園では、幼児自ら清掃を行う姿勢を身に付ける指導を心掛けている例が見られるようになってきています。


   対象学年:

   活動カテゴリー:   

   時間:

幼稚園全学齢

衛生活動

約20


ねらい

  • 自分の身の回りを清潔にすることで、衛生活動の必要性に気付きながら、衛生と健康の関係を知る。
  • 友だちの良さに気付き、一緒に活動する楽しさを味わう。

用意した教材・必要な教材

  • 清掃に必要な幼児用のほうき、ちりとりや雑巾等

安全面も考慮し、幼児でも使用しやすい、柄を短く切ったほうきと小さいちりとりを用意します。

実施順序

①教師は、朝の会でその日のおとうばんを紹介して、活動内容について話をする。清掃については、必要がある場所を考えさせたり、手本を示したりする。清掃後の手洗いについても、その必要性を復習する。

②清掃の時間になったら、おとうばんはリーダーとなり、皆の手本となるように、清掃を行う。教師も一緒に、用具の準備や片付けを行い、手本を示す。

③清掃後は手洗いを行う。

④教師は帰りの会で、その日のおとうばん活動について振り返りの時間を持つ。清掃についても「どんな所を清掃して、どんなふうに変化したのか、どんな気持ちになったのか」等、具体的に問いかける。

参考資料

①幼児の興味や関心と意欲を高める取り組み

  • おとうばんバッチ

幼児がその日のおとうばんであることを示すための身に付けるバッチです。

幼児は自分たちが身に付けるバッチを楽しみながら作成しています。教師は難しい部分を手伝います。

  • おとうばん活動表

おとうばん担当幼児の写真を曜日毎に貼って示したり、グループを4つに分けて、使用する用具(ほうき、ちりとり等)を示しています。幼児の写真は張替が可能で、グループの表は回せるようになっています。

②エジプトに紹介された日本式幼児教育活動

エジプトで実施されたJICA技術協力「学びの質向上のための環境整備プロジェクト」で作成された教員ガイド「遊びを中心とした幼稚園生活編」で紹介した活動の一覧(日本語英語アラビア語

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