【インドネシア】きれいで快適なクラスのために、役割を分担しよう

図1:子どもたちが清掃・整頓をしたきれいな教室

 教室のきれいにすることは、みんなで場所を共有することに対する責任です。セント・ユスプ2・バンドン校の生徒たちは、教室をきれいで快適なものにするために協力し合い、役割を分担しています。これは自分たちの教室だけでなく、学校全体のためにやっているものです。

 2019年、この幼稚園では、遊びを通じた学びと一体感のある雰囲気の中での日々のタスクを管理する上での「思いやりのある関係」を形成するため、教室での話し合い活動として「掃除」のテーマを扱いました。まず、働く人たちを招いて日々の仕事について話をしてもらうことから始め、子どもたちは次の話し合いを行いました。
 1)清潔、整頓、快適であることの基準
 2)何を、どこで、どのように掃除・片付けをするか
 3)掃除の役割と義務を分担する
 4)一緒に振り返る


   対象学年:

   活動カテゴリー:   

   時間:

幼稚園、小学校

教室の掃除

1日30分


ねらい

 子どもたちが学級での話し合いを通じて、教室内の掃除をどのように主体的に行い、役割を担い、協力し合うかについて学び、清潔さ、整頓、快適さについて考え、働く人の役割に感謝し支援する。

用意した教材・必要な教材

  • 掃除用具(学校から支給)

図2:きちんと置いている掃除用具

  • クラスディスカッションの用具。
    例:紙、ミニホワイトボード、付箋紙、ペン/マーカー。

図3:掃除用具とクラスディスカッションの用具

  • クラスディスカッションの実施要領
    子どもたちは、役割分担、作業の流れ、クラスの振り返りを促進する方法を設計することで、それをスタートさせる。

図4:幼稚園児のグループミーティングの様子

実施順序

 掃除についてのクラスディスカッションを始める前に、子どもたちのチームビルディングをし、学級を快適にする方法についての話し合いを促す。同時に、教師は作業員と話し合い、作業員が学校での役割について生徒に伝えるよう呼びかける。活動の流れは以下のとおり。

1.    清掃員が自分の仕事について話し、いくつかの道具や材料の使い方を説明する。

図5:清掃員が説明している様子

2.    グループ代表者がジャンケンをして、その日の学級リーダーグループを決定する。

図6:クラスリーダーグループ

3.    リーダーグループは、作業分担や清掃する場所、道具や材料の分配について話し合いを行う。

図7:クラスの前でリーダー集合

4.    各グループは自分の仕事をした後、道具や材料をきれいにし、元の場所に保管する。

図8:自分のクラスだけでなく、学校の他の場所の清掃も行う

5.    授業の振り返り。 リーダーグループは、作業が完了したか、各エリアはきちんと清掃されているか、清掃活動をより楽しく健康的なものにするにはどうしたらよいか、クラスで話し合う。

図9:子どもたちが主導する振り返り

参考資料

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