児童への保健指導として、コロナウイルス感染症に対する基本的な知識とその予防対策について学ぶ機会を提供し、その理解度を把握する簡単な検定試験に合格した児童に認定証を授与することで、児童のコロナウィルス感染症予防への意識を高めることをねらった活動の例です。
日本の学校には、「保健室の先生」と呼ばれる「養護教諭」が配置されています。学校内の保健室に常駐し、在学生の怪我・疾病等の応急処置、健康診断・健康観察等、在学生の心身の健康を担当します。養護教諭は通常は授業を行いませんが、学級担任などと協力し、健康教育や保健指導を行うことがあります。保健について専門的な立場にあり、日頃から幼児・児童・生徒を保健の面から把握しているので、養護教諭が授業を行うことには大きな意義があるからです。
ここでは、養護教諭が児童の発達段階に応じた資料を作成し、各教室で児童がそれに基づいた学習を展開し、検定を受ける例を紹介します。
対象学校:
小学校のどの学年でも可能
活動カテゴリー:
保健指導、コロナ対策
時間:
特別活動(または保健体育)の時間を使って年1回
ねらい:
- コロナウイルス感染症に対する基本的な知識とその予防対策を理解する。
- 理解した感染予防対策を毎日実践するための動機付けを得る。
用意した教材・必要な機材:
実施順序:
1)コロナウィルス感染症対策学習用資料を利用して児童に保健指導を行う。特別活動または保健体育などの時間を利用し、前者であれば特別活動を担当する学級担任と養護教諭が、後者であれば保健体育の担当教諭と養護教諭が連携して実施する。
2)学習活動の最後に、児童はコロナ博士検定試験を受ける。
3)教員らは児童の試験結果を評価して、後日合格者にコロナ博士認定証を授与する。
※ 全児童が認定証を受けられることを前提に、必要に応じて個別指導を行う。
参考資料:
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