日本の学習指導要領に定められている特別活動には児童一人ひとりが、自己の問題解決に対して意志決定をし、実現に向けて粘り強く実践していく活動があります。「学級活動(2)・(3)」としてグルーピングされる活動領域です。外国で先んじて特別活動を導入しているエジプトでは、「学級指導」という名称で導入されています。
児童一人ひとりが、自己の問題解決に対して意志決定をし、実現に向けて粘り強く実践していく活動には、次のような複数の内容があります。
- 基本的な生活習慣の形成
- よりよい人間関係の形成
- 心身ともに健康で安全な生活態度の形成
- 食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成
- 現在や将来に希望や目標を持って生きる意欲や態度の形成
- 社会参画意識の醸成や働くことの意義の理解
- 主体的な学習態度の形成と学校図書館の活用
対象学校:
小学校
活動カテゴリー:
学級活動(2)、健康、衛生、栄養
時間:
年に数回1時間程度
ねらい:
児童一人ひとりが、自己の問題解決に対して意志決定をし、実現に向けて粘り強く実践していく活動で、健康や衛生に関するものは、主に次の3つが挙げられます。
- 基本的な生活習慣の形成
- 心身ともに健康で安全な生活態度の形成
- 食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成
用意した教材・必要な機材:
実施順序:
添付の「学級活動(2)年間指導計画例」に沿って、各学年で適宜実施する。
例えば、同年間計画例では、健康、衛生、栄養に関する次の内容を、それぞれの学年で実施することにしています。
1年生
- トイレの使い方
- 掃除の仕方
- 正しく歯をみがこう
- からだのなまえ
- 風邪の予防食べ物の仲間分け
- こんなに大きくなった
2年生
- 体の中の仕組み
- 食ペ物の働き
- 体の中の仕組み
- おへその話
- 食べ物の旅
- 大きくなった自分
3年生
- 残さず食べよう
- 正しい歯磨きの仕方
- 健康な生活と姿勢
- 食品の働き
4年生
- 体の成長
- 正しい歯の磨き方
- 3つの食品群の働き
5年生
- 早期治療の大切さ
- 応急手当(血液の処理)
- 目を大切にしよう
- テレビの見方
- 正しい姿勢
6年生
- バランスのとれた食事
- 丈夫な体と栄養
参考資料:
関連記事
前へ
ヘルシークラブ(肥満傾向児童の指導)
次へ
幼稚園と家庭の連携による幼児の健康な生活確立